昼過ぎに眠たくなる本当の原因「アフタヌーンディップ」とその対処法

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この記事では、昼過ぎに眠たくなる本当の原因について紹介しています。

昼食を食べた後の昼下がり、なんだかウトウトと眠たくなってしまう…

これは、年齢や立場に関係なく誰しも共通しているものだと思います。

ところで、この原因は「最近寝不足だからな~。」とか、「昼食を食べた後は、食べ物を消化するのにエネルギーがいるからだよ。」とかで片づけていませんか?

実はコレ、寝不足でも昼食を消化するからでもないんです。

ぼくも以前はそのように思っていたんですが、調べてみると、本当の原因は違っていることがわかりました。

というわけで今回は、昼過ぎに眠たくなる本当の原因と、その対策について、みなさんにお話します。

昼過ぎに眠たくなる原因は、寝不足でも消化のせいでもなかった

スタンフォード大学医学部教授の西野精治先生が書いた東洋経済オンラインの記事を要約すると、(この方は『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者であり、睡眠のスペシャリストです。すごい。)

日中に眠たくなる原因の大半は寝不足にある。

ところが、睡眠が十分に足りていたとしても、日中に眠たくなる場合がある。

その例として、昼過ぎに眠たくなる現象が挙げられる。

そして、昼食を消化するのが原因ではないことを以下のように示しています。

たとえば、お昼過ぎ14時ごろにやってくる「眠気」。よく、「お昼ご飯を食べると、その消化のために胃や腸に血流が集まり、脳に行く血流が減るので眠くなる」といわれていますが、どんな状況であっても「脳への血流」は第一に確保されることがわかっています。

出典:「14時頃に眠くなる人」が知らない睡魔の正体

このことから、昼過ぎに眠たくなる原因は、寝不足によるものでも、消化によるものでもないことが分かります。

昼過ぎに眠たくなる本当の原因

昼過ぎに眠たくなる原因が寝不足によるものでも、消化によるものでもないならば、いったい原因は何なんでしょうか?

そう、昼過ぎに眠たくなる本当の原因は、人間の生理現象だったのです。

しかも、その生理現象に名前も付いています。

その名もアフタヌーンディップす。

しかしこのアフタヌーンディップ、原因は研究によっていろいろ考えられていますが、これといった確かな原因は判明していないそうです。

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考えられるアフタヌーンディップの原因

午後に頭が働かなくなる理由 原因はランチより脳にあった では、米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に掲載された研究結果から、昼過ぎに眠たくなる原因には脳のはたらきが関係していると主張しています。

参考までに少し紹介しますね。

この記事の内容をざっとまとめると、

  • 脳には私たちのやる気を高める機能があり、これを報酬を求める機能という。
  • ここでいう報酬とは、行動を起こすことで何かを手に入れたり、学んだり、実現したりすることを指す。
  • この機能は時間帯によってよく働いたりあまり働かなくなったりする

そして、次のような研究結果を根拠に挙げています。

研究チームは調査に参加した少数のボランティアを対象に、磁気共鳴機能画像法(fMRI)を使って午前10時と午後2時、午後7時の脳の報酬系の状態を調べた。その結果、左被殻と呼ばれる脳の領域が日中の早い時間と遅い時間に最も活性化され、午後の早い時間に最も非活性化されていることを確認した。

つまり、左被殻は報酬の処理と期待に深く関連していることから、私たちのやる気は朝と夜にピークに達し、午後の早い時間には最も低下するということだ。

出典:午後に頭が働かなくなる理由 原因はランチより脳にあった

この研究結果から、脳の働きは午前10時にピークに達し、午後2時にはもっとも低下し、そして再び午後7時にピークに達することがわかったのです。

だから、昼ご飯を食べたから眠くなるというわけではありません。、

たとえ昼ご飯を抜いたとしても、眠くなってしまうということですね。

この記事には「アフタヌーンディップ」と関係があるようには書かれていませんが、ぼくは「アフタヌーンディップ」の原因ではないかと考えています。

‟ヒロツ流”アフタヌーンディップの対処法

昼過ぎに眠たくなる原因が生理現象なのはわかった。でも、だからって休んでなんかいられないだよ!という方がほとんどでしょう。

20分程度の昼寝が有効だともいわれていますが、午後から会議であったり授業があったりして、昼寝をするのが難しい方が多いと思います。

そこで、会議中であっても授業中であっても、容赦なく襲い掛かってくるアフタヌーンディップに対処するヒロツ流の対処法をご紹介します。

アフタヌーンディップの対処法というか、眠気の対処法ですね(^^;

あくまで個人的なものなので、あまり効果がない場合もあるかもしれません。

その1:指を鳴らす

指をポキッと鳴らすのはかなり有効です。

なぜかはよくわかりませんが、すごく目が覚めます

体内に衝撃が加わるから、脳がシャキッとするのかもしれません。

一度騙されたと思って試してみてください。

意外と効くんですよ。

ただし、会議中だと難しいかもしれません(^^;

人が話しているのに指をポキッと鳴らそうものなら、相手に不満があるように思われるかもしれないので注意が必要です。

その2:マッサージする

どこの部位をマッサージしても構いませんが、ぼくがとくにお勧めしたいのは太ももです。

マッサージと言っても、太ももを指で押す程度のものですが。

ですが侮ってはいけません。

これがなかなか効くんです。しかもなかなか気持ちいい

ちょっといたむずがゆいような刺激が、目を覚まさせてくれます。

普段はあまり意識していないだけで、太ももの筋肉って結構張っていたりします。

しかもこれがまたすぐに張ってくるんですよ(笑)

つぎの日の午後に同じようにマッサージしようとしたら、昨日張りに張ってるなんてことはザラにあります。

ですから、太ももの筋肉を指でほぐしてあげると、足の疲労もとれて一石二鳥です。

それに太もものマッサージなら、アクションが少ないので周りの目を気にすることもありません。

その3:息を止める

やり方は以下に。

  1. 息をすべて吐き出します。
  2. 限界まで息を止めます。
  3. 限界までいったら鼻から一気に息を吸い込みます。

息を限界まで止めることで脳が一時的に酸素不足になります。

そこへ脳に酸素が一気に流れ込むので、それが刺激となって目が覚めます。

スカッと爽快な気持ちになるので、気分転換としてもおすすめです。

ただし、個人的にですが、日によって効き目があったりなかったりします。

息の止め具合が足らないだけかもしれませんが(^^;

まあ、みなさんも眠くなった時に試してみてください(笑)

まとめ

昼過ぎに眠たくなる原因は、寝不足でも昼食のランチを消化するためでもなく、アフタヌーンディップという人間の生理現象でした。

しかしこのアフタヌーンディップ、なぜ起こるのか詳しい原因はわかっていません。

それに、生理現象であるため、詳しい原因がわかったとしても自分たちでなんとかしなければなりません。

そこでヒロツ流眠気の対処法を3つご紹介しました。

ただし、効き目には個人差がありますので、ご自分に合った方法を見つけてくださいね(^^)

それでは、昼過ぎに眠たくなる原因の正体を知った皆さん。これからも共にアフタヌーンディップと闘っていきましょう。

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